収穫した葡萄は除梗、破砕します。アルコール発酵前に、葡萄のアロマと個性を引き出すため、4度の低温で短時間だけスキンコンタクトを行います。スキンコンタクトの時間は出来るだけ短いほうが、最良の結果をもたらすと考えているため、短時間のみ行います。やわらかくプレスし、12℃で約20日間、ステンレスタンクで発酵させます。その後、良質な澱とともにステンレスタンクで約3か月熟成させます。
テイスティング コメント
明るい麦わら色。粘性は中程度よりやや低め。香りにはアプリコットやパインなどのトロピカルフルーツや洋梨、リンゴ、菩提樹のアロマ。他にアニス、ハーブのニュアンスがあり、ミネラルのほろ苦い香りをアクセントに新鮮な果実感、華やかさが引き立つ。アタックはソフトでなめらか。果実味は濃密でトロピカルフルーツを思わせ、ボディには程よい厚みが感じられる。とろりとしたなめらかなテクスチャーを持ち、爽やかで輪郭のある酸が全体を引き締める。辛口でスッキリとしたエレガントな後味。アフターには果実のフレーヴァーが持続する。アペリティフはもちろん、魚介類を中心としたお料理、鶏や豚肉のソテーなどに合わせて。熟成をあまりさせていないチーズとの相性も◎!